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イベントレポート

追跡!広瀬川を上る魚たち 〜遡上・産卵の場について〜(日本学術振興会科学研究費補助金事業)を開催しました。

平成21年11月22日(日)

仙台市の中心を雄大に流れる広瀬川は、杜の都のシンボルとして長年見守られ続けてきました。広瀬川に対する治水や利水によって私たちの生活は豊かになりましたが、その際の河川工作物の設置や土砂堆積の影響で川を上る魚たちが生息しづらくなっているのも事実です。
このような広瀬川の現状を背景に、イベントではシロサケの遡上や産卵を通じて広瀬川に関心を持ってもらい、都市(人)と環境の共存について考えていきました。

始めに広瀬川の魅力について触れ、その魅力の一つでもある秋に海から広瀬川に遡上してくるシロサケを取り上げ、サケの遡上への堰の影響とその対策について学習しました。

次に牛越橋から500mほど下流へ移動し、偏光メガネをかけてシロサケの産卵行動を観察しました。産卵の際の掘削行動や傷ついたシロサケの姿を観ることができました。

産卵が行われる一方で、産卵を終えたサケは死んでいきます。シロサケの死骸を実際に観て、いのちの大切さや儚さを体感しました。また海の栄養がたくさん含んだシロサケの死骸が川のバクテリアに分解され、海の栄養分が広瀬川に広がることも学習しました。

次に牛越橋に戻って、石川原による伏流水をイメージしたモデル実験を行い、シロサケの産卵においての伏流水効果の大切さを考えました。

最後に、シロサケの稚魚のエサとなる水生昆虫を採集しルーペで観察しました。そして、広瀬川にはさまざまな生き物が生息し、それらの生き物のいのちが次の世代へつながること、いのちの循環の輪になっていることを学び、河川環境の保全と人々の豊かな暮らしのバランス、すなわち「都市と環境の共存」について考えました。

石川原集合写真(参加者全員で記念撮影。)

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